(2)


時間が無いんだエド。 

最近君のチームの様子がおかしかっただろう?それは私が極秘に開発を命じられた薬のせいだよ。 
この薬は健康被害は一切ないものの依存度は高く、精神を支配する薬、洗脳薬とでも言えるだろう。一度投薬されると命じられるままに生きるしかなくなる。だが私は隠れてその免疫といえる薬も造った。実験段階でしかないけれど、どうやら間に合ったようだ。 
それがエド、君だ。 
君が開発中の飲み薬があるだろう?一部を入れ替えたんだ。 
実は君にしかまだ効果がないんだ。洗脳薬はウイルスのような性質をしていて、君の体内の抗体も同じような仕組みだ。 
ああ、エド。君の血液を培養して抗体薬を作るのは可能なことだ。 
だがエド。そんな開発にかける時間がないんだ。 

黒男は腕のいい、それも世界一の医者になった全満徳から聞いた。嫌な笑を浮かべて。彼が考えていることは分かる。 
黒男に危機が迫っている。いや、仕事の速いこの彼のことだ。もう間に合わないかもしれない。 

黒男を洗脳薬から救う最も手っ取り早い方法はただ一つ。 
それは黒男を君が抱くことだ。 
これは賭だ 

すまない、エド。君に抵抗があるのは分かる。その原因が私だということも。 
黒男には知らせないで欲しい。私が捕われていることも何もかも。 
黒男はわけもわからず苦しむだろう。 
君が、君が罪悪感にかられる姿が目に浮かぶ。 
その罪は私が負うべき罪なのに。君や息子を巻き込んでしまう自分が忌まわしい。すまない、エド。 

事は一刻を争う。くれぐれも、迷わないでほしい。 
エドワード、私だと、影三だと思ってしっかりと抱いてくれ。 
免疫を確実に届けて。 
私のようにしないでくれ、息子を助けてくれ。 
私を、、助けて、私の希望を助けてくれ。 





背徳への招待状
次頁 -------------------------------------- ※実を言えば、「鬼畜微エロがかきたーい」という、腐れ妄想の産物でして(ひい!)シチュエーション等はまったく考えておりませんでした。 そしたら!!!なんと!tui様が、その駄文のシチュを素敵なSSにしてくださったのです!! これは、アニメエド影バージョンです! のわあああ!なんて美味しい…いやいや一大事なシチュエーションなんでしょう!! こんな極秘メモを渡されていたら…というシチュエーションでした。 こんな大変な事態でしたら、それはもうしょうがないよ!エドに罪はない!(←ちょっとまて) アニメエドは、影三を守るためなら、何でもしますからねえ。たぶん迷わないでしょう。 エドワードは、彼が黒男が何よりも大事であることを知っているから。 誰も救われない、辛い、そして破滅への始まりのようです。 この『時間がないんだ』という言葉が、素晴らしい!この一言が総てのはじまりですね! 影三の叫びが、本当に物悲しいです。 それはそれとして エド影!エド影だ!!!すげえ!エド影だよ!(三回も言わんでいい) この超!マイナー捏造カプ!自分以外で初めて見たので(笑)私、大興奮です!! わーい!わーい!サイトやっててよかったな!! 本当に嬉しくて、嬉しくて、何度も読み返してはニヤニヤしております!(危ないな…) tui様、本当に、本当に!ありがとうございました!!!