お題140字縛り4話


 







キリジャへのお題は「紫色のアスター(わたしの愛はあなたの愛よりも深い)」です 何か創作してみませんか?
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敷き詰めるのなら紫色のアスターがいい。
貴方が眠るその棺には。
穏やかに横たわる貴方は、その総ての業から解き放たれて、きっと穏やかで、きっと安らか。
縁起でもないことを言うなよ、先生。
そう貴方は苦笑いをするけれど、その眼帯の下の眼は笑ってはいない。
私が貴方を生かす。
だから死ぬのはまだ先



ジャピノへのお題は「黄色いヒアシンス(あなたとなら幸せ)」です 何か創作してみませんか?
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ことちは何を植えようかちらー!
上達したスキップは上機嫌な証拠。
知らず頬が緩むのは、その浮かれ具合が微笑ましいから。
県内最大級と謳われるホームセンターでの出来事は、あまりに些細過ぎて、一ヵ月後には忘れているかもしれないけれど。
今日、購入した黄色いヒアシンスの花を見る度に思い出すかもね






ジャピノへのお題は「ナズナの告白(すべてを捧げます)」です 何か創作してみませんか?
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せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ 
歌いながら作る少女特製の七草粥は、喫茶店のマスターたちと草摘みしたもの。
できまちたよーと運んでくる土鍋も数年前に少女が購入したもの。
蓋をあけると七草粥が白い湯気を燻らせる。
「ピノコ特製!召し上がれ!」
「いただきます」

※何故かアニメ設定…



キリジャへのお題は「ネリネを抱いて(幸せな思い出)」です 何か創作してみませんか?
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彼岸花は好きではないと死神の化身は言った。
完成されすぎて、とてもこの世の花とは思えない、と。
ネリネも好きではないと、死神は言った。
その呟きを聞いたとき正直大した意味を考えはしなかったが
死神のサイドベッドに置かれた赤い花をみた時、彼岸花かと尋ねれば
ダイヤモンドリリーとだけ言った




-終-

2014.6.14