エド影へのお題は「アングレカムの誓い(いつまでもあなたと一緒)」です 何か創作してみませんか?
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花を女性に贈りたいのだと、彼は言った。
あの研究馬鹿とも引き篭もり研究医とも言われた彼が、だ。
真っ赤な顔で俯きながら、それでも必死の訴えに本気度が伺える。
「アングレカムの鉢とかは?」
「アングレカム?」
「白い花だよ」
ドクタージョルジュが言うのなら。
そう彼は言って飛び出していった。
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エド影へのお題は「オンシジウムに恋をした(印象的な瞳)」です 何か創作してみませんか?
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構内の小さな中庭に咲く乱れる黄色の小さな花群は
某教授が慈しんで育てているオンシジウム。
その小さな花弁を手にすれば
その見事な色彩に心奪われる。
否、正確にはその色彩を讃える彼の眼を。
射抜くという言葉以外思い浮かばぬほどの真っ直ぐな視線。
それはこの色で私を射く。
そして、私は捕われた
◆
-終-
2014.6.14